債券投資の基礎的情報が日経新聞に掲載されています

返信する
水瀬ケンイチ
記事: 14
登録日時: 日 7 10, 2022 7:17 pm

債券投資の基礎的情報が日経新聞に掲載されています

投稿記事 by 水瀬ケンイチ »

債券投資 満期保有で安定的利益、高リスク商品も: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB ... 2A8000000/

詳しくは上記日経記事をご覧いただきたいのですが、要旨は以下のとおり。

①債券は国や自治体や企業が借金するときに貸し手に渡す「借用証書」
→そのとおり(水瀬の意見)

②金利が上がると価格は下がる、金利が下がると価格は上がる
→そのとおり(水瀬の意見)

③景気が良くなり株価が上がると債券価格は下がる、景気が悪くなり株価が下がると債券価格は上がる
→必ずしもそうならない場合もあるというかかなり多い。実際に株式と債券の相関係数はプラス1~マイナス1の間を動き回っている(水瀬の意見)

④外国債券は為替リスクあり。円高になるとマイナス、円安になるとプラス。為替ヘッジありの投信もあるが為替ヘッジコストがかかりリターンを削る
→まあそうなんだけど、二国間の短期金利差が逆転したら、為替ヘッジコストが追加リターンになる場合もなくはない(水瀬の意見)

⑤債務不履行(デフォルト)のリスクもある
→そのとおり(水瀬の意見)

⑥もっと注意が必要なのが、近年、多くの証券会社や銀行が販売に力を入れている「仕組み債」
→中身は金融派生商品(デリバティブ)。投資家に不利な条件にしかなり得ないので規制すべき(水瀬の意見)

⑦仕組みをよく理解できないような金融商品には手を出さないほうがいい
→そのとおり(水瀬の意見)

⑧国内債券に投資するなら、個人向け国債の変動金利型10年満期がよい
→そのとおり。実際に私も国内債券クラスの投資商品は個人向け国債変動10年(水瀬の意見)

以上、記事の要旨と水瀬の意見を書いておきました。インデックス投資家は株式だけでなく、債券のことも知っておくとよいと思います。債券はポートフォリオのリスクをコントロールする肝(キモ)でもありますので。
Sota
記事: 19
登録日時: 木 8 18, 2022 9:40 pm

Re: 債券投資の基礎的情報が日経新聞に掲載されています

投稿記事 by Sota »

記事の紹介ありがとうございます。

ただ、水瀬さんが紹介してくださったリンク先の記事は有料会員専用のため、内容を確認することはできませんでした。

債券投資に関しては下記のYouTube動画も参考になると思います。

【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話
【第1話】債券投資の極意~最も重要なリスクとは?~

https://www.youtube.com/watch?v=0e-KcIDfSoA
債券に関しては外国債券の場合、為替変動リスクはあるが利回りが国内債券より高い。
国内債券は為替変動リスクはないが、利回りが低すぎる。

債券投資の主なリスク
1 価格変動リスク
2 信用リスク
3 為替変動リスク
4 金利変動リスク
5 流動性リスク
6 カントリーリスク
7 途中償還リスク
8 再投資リスク

リスク重要度
3>1、2、4>5、6、7、8
私は為替リスクを考えると損益分岐レートを計算しないとわからない外国債券への投資は行っておりません。

損益分岐レートに関しては同じYouTubeチャンネルの下記の動画をご覧ください。

【第2話】債券投資の極意~損益分岐レートとは?~
https://www.youtube.com/watch?v=4cxb7Xpf4f4


一方、国内債券(個人向け国債 変動10年)に関しては2022年9月9日10時現在、楽天証券では利率(税引前・年率)0.16%なので多くのネット銀行普通預金利率よりは高いと思います。

ただし、換金に数日かかること。
発行から1年以内の解約ができないこと。
中途解約時には直前2回分の利子を支払わなければならないことに注意が必要だと思います。

楽天証券
マイナス金利導入後、個人向け国債に注目!

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/speci ... al-jgb-02/

そのため無リスク資産が1,000万円以内の方であれば、 普通預金金利が0.1%や0.2%あるネット銀行に入れておく方が個人向け国債よりも利便性が高いと感じております。

水瀬ケンイチ さんが書きました: 土 9 10, 2022 1:20 pm 債券投資 満期保有で安定的利益、高リスク商品も: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB ... 2A8000000/

詳しくは上記日経記事をご覧いただきたいのですが、要旨は以下のとおり。

①債券は国や自治体や企業が借金するときに貸し手に渡す「借用証書」
→そのとおり(水瀬の意見)

②金利が上がると価格は下がる、金利が下がると価格は上がる
→そのとおり(水瀬の意見)

③景気が良くなり株価が上がると債券価格は下がる、景気が悪くなり株価が下がると債券価格は上がる
→必ずしもそうならない場合もあるというかかなり多い。実際に株式と債券の相関係数はプラス1~マイナス1の間を動き回っている(水瀬の意見)

④外国債券は為替リスクあり。円高になるとマイナス、円安になるとプラス。為替ヘッジありの投信もあるが為替ヘッジコストがかかりリターンを削る
→まあそうなんだけど、二国間の短期金利差が逆転したら、為替ヘッジコストが追加リターンになる場合もなくはない(水瀬の意見)

⑤債務不履行(デフォルト)のリスクもある
→そのとおり(水瀬の意見)

⑥もっと注意が必要なのが、近年、多くの証券会社や銀行が販売に力を入れている「仕組み債」
→中身は金融派生商品(デリバティブ)。投資家に不利な条件にしかなり得ないので規制すべき(水瀬の意見)

⑦仕組みをよく理解できないような金融商品には手を出さないほうがいい
→そのとおり(水瀬の意見)

⑧国内債券に投資するなら、個人向け国債の変動金利型10年満期がよい
→そのとおり。実際に私も国内債券クラスの投資商品は個人向け国債変動10年(水瀬の意見)

以上、記事の要旨と水瀬の意見を書いておきました。インデックス投資家は株式だけでなく、債券のことも知っておくとよいと思います。債券はポートフォリオのリスクをコントロールする肝(キモ)でもありますので。
水瀬ケンイチ
記事: 14
登録日時: 日 7 10, 2022 7:17 pm

Re: 債券投資の基礎的情報が日経新聞に掲載されています

投稿記事 by 水瀬ケンイチ »

日経新聞の会員限定記事ですが、「無料会員」になれば毎月10本まで閲覧可能です。
ご興味があれば、無料会員登録をしてみてはいかがでしょうか。おすすめですよ。

なお、上記日経記事の要旨は、私が掲示板にまとめて書いたとおりです。
返信する