マーケットタイミングを探るのはやっぱり難しい(セロン)

Bogleheads®日本チャプター:リレーコラム< vol. 4> 2022年3月19日

投資ブロガーのセロンです。
三菱UFJ国際投信さんの動画Part2が公開されました!
Part2ではPart1で言及しなかった残り6つの投資哲学について話しています。ぜひご覧下さい。
【Part2動画はこちら

(Part1を視聴されていない方は、ぜひそちらもどうぞ!)

今回のコラムではPart2で言及している「投資哲学5 マーケットタイミングを探らない」についてお話ししたいと思います。
先日、日本経済新聞にこのような記事が出ていました。
日本株に「クジラ買い」観測 大学ファンド、運用開始か(2022/3/10)
(以下、記事より引用)
・・・運用で重要なのは、買い始めるタイミングだ。日経平均が3万円を超えた局面で投資を始めるよりも、結果的に良かったということになるかもしれない。・・・
(引用終わり)

投資のリターンをあげる上で、マーケットタイミングはとても重要です。最近の例で言うと、2022年1月末の日経平均は2万7,001円でしたが、3月には一時2万5,000円割れまで下落していますから、買うタイミングは当然1月よりも3月が(逆に、売るタイミングは3月よりも1月が)いいことになります。しかし、こうしたタイミングを事前に探ることは困難であり、良かったかどうかは記事にある通り「後から」「結果的に」しか分かりません。
また、今回の株価下落を見て保有資産を売りたいと感じた方も少なからずいると思いますが、下落相場で後を追うように売却することはパフォーマンスを悪化させる一因となります。そして何より、「稲妻が走る瞬間」を逃してしまうことにもなります。
相場は自らコントロールできるものではありません。
動画でも話に出ていましたが、仕事をしながら投資をする人にとってはマーケットタイミングを狙わず、定期的に投資をすることが良いと思います。